営業部の佐藤恭太です。
春はお別れと出逢いのシーズンですね。
この時期に私が良く思い出す曲があります。
中島みゆきさんの「糸」です。
春だけでなく、結婚式などにも流れる名曲です。この曲の歌詞からは人が出逢うのは見えない糸で結ばれた“縁”であるということが綴られており、いつのときも運命としか言えないのではないかといった事を考えされられます。
特にこの曲で1番特徴的な歌詞があります。
それは『仕合わせ』です。
「幸せ」ではなく「仕合わせ」といった表し方がされていますが、「しあわせ」という言葉にはこんな意味があります。
【幸せ/仕合せ/倖せ】
(1)めぐりあわせがよいこと(さま)。幸運。幸福。
(2)めぐりあわせ。運命。
(3)ことの次第。始末。
そして「しあわせ」の語源は「し合わす」だそうです。自分と他の人の何かの動作が「合う」こと。それが「しあわせ」であり、「めぐり合わせ」の意味に近いと思います。
つまり、「しあわせ」とは自分が置かれている状況に、他の人の別の状況が重なって生まれる状況ということ。
なので昔は、良いことにも悪いことにも「しあわせ」という言葉が使われていたそうです。
この曲の「しあわせ」とは、良い意味ばかりのしあわせではないのかもしれません。
生きていればつらいこと悲しいこともあります。しかし、これから出会ったあなたと一緒に「しあわせ」を感じていこう。
この曲にはそんな深い意味が隠されていると思うと、素敵ですね。
1ヶ月前、私が以前勤めていた飲食店で当時私が店長だった時に採用をした、学生のアルバイトの子が卒業をするという事で名古屋まで会いに行ってきました。
その子から何度も「出会えて良かったです。」、「このお店で働けて幸せでした。」と言われた事が何よりも嬉しかったです。
もらったお手紙の中には、この4年間のアルバイトがどれだけ充実をしていたか、沢山の素敵な仲間に出逢えた事が嬉しかったという事が綴られていました。その子の人生に、私との出逢いで充実した4年間を過ごすきっかけを与えられたのであれば、これ以上の喜びはありません。
これから出逢うたくさんの「糸」
今後もいろんな糸との「仕合わせ」に感謝をして、大切にしていきたいと思います。