ミニベロ部とは、折り畳み自転車で輪行旅行をするアンカーのサークル活動です。
2023年4月2日(日)、第一回の活動は、鎌倉駅集合〜葉山〜城ヶ島の往復の行程です。部の発足は遡ること2022年1月ですが、基本土日祝の活動なのでなかなか部員の予定が合わず、今回ようやく第1回の活動が実現したことになります。
部長を務める最年少の小山と、中川、長野、増田(私)、金子の、計5名の参加です(佐藤はコロナで今回は棄権)。
朝9時半に鎌倉駅に集合。折りたたんだ自転車を電車で運びつつ駅で集合です。慣れない手つきで自転車を組み立て、城ヶ島目指してそろそろと出発。三浦半島の海岸線を快走していきます。見晴らしの良い公園で途中休憩し、この時は皆、まだまだ余裕がありました。
鎌倉から城ヶ島への道は、最初は平坦で右側に海を見ながら進みます。
この後、三崎口駅にかけて緩やかな上り坂になっていくのですが、徐々に差が開き始めます。先頭をいくのは小山(25歳)。やはり「年には勝てず」と思いきや、最年長の金子が驚愕の体力を見せつけて、小山に続いていきます。何かのクスリでも飲んでいるのでしょうか・・。なかなか三崎口の駅が見えてこないのですが、小山や金子さんはもう遥か彼方です。
私、中川、長野は自転車を降りて、結局三崎口の駅まで自転車を押し続けました。
三崎口駅を通り過ぎてからは少しだけ坂道がなだらかになったため、奮起してもう一度自転車に跨って漕ぎ始めました。しかし、坂道はまだまだ続きます。
だらだらと続く坂道を登り切ると、「引橋」の交差点からは城ヶ島まではほぼ下りです。下り坂は爽快感がすごい。登りの苦しみを一気に解放します。海の上の眺めの良い橋を渡り切ってようやく城ヶ島食堂街に到着。片道を走破したことになります。ここで楽しみにしていた昼食。評価の高かった「濱田屋」はすでに大行列で、少し奥まった「カネあ」にタイミングよく飛び込むことができました。気の良さそうな店主の方が「朝採れたての生しらすありますよ!」と笑顔で迎え入れてくれました。
とれたての生しらすとマグロ丼、美味しくて疲れたカラダに染み込みます。生しらすは臭みが全くありません。事前の入念な下調べ、小山部長に感謝です。本当に美味しくいただきました。
お腹も落ち着いた後、近くの岩場で一服。家族連れが多くて、のんびりしています。この辺りは猫が多いんですね。観光客に慣れているのか、まったく逃げる気配がありません。
この後は「城ヶ島公園」に移動。見晴らしの良い芝生に寝転んで更に休憩をとります。往路で味わった下り坂をこれからまた登らなくてはならないことは忘れ、しばし微睡みます。
長い休憩の後、気を取り直して一路鎌倉を目指して復路を走り始めます。しばらくの間ずっと登りっぱなし。ペダルを回す足と相談しつつ、出来るだけ降りずに進みます。このあたりは足がパンパンで、上り坂&向かい風というダブルの攻撃に、日頃クルマ移動ばかりの自分を責めます。でもさすがに50代後半にはきつい。
復路も半分を走った頃、小山部長の粋な計らいで、秋谷の「マーロウ」のプリンにありつきました。ティータイムです。「マーロウ」は葉山マリーナにも出店しているようですが、秋谷の本店は海を見ながらのロケーションが最高の素晴らしいお店です。最後の休憩のこの後は、鎌倉駅までノンストップで走ります。
鎌倉駅までの道のりは文字通り「精神力の戦い」でした。1日走ってきて「もう回らない」と泣き言を言っている脚を無理やり回し、残りの距離をひたすら漕ぎ続けました。
ミニベロ部長の小山は単身先行し、あとのメンバーは全員散り散りに。平坦な道路のはずなのに、なぜか登りに思えてきてとにかくきつい。あちこちに乳酸が溜まりまくりです。ようやく鎌倉駅に到着したのは17時前でした。みんなヘトヘトでしたが、ここから畳んだ自転車を担いで電車に乗って帰るとは・・・。輪行、想像以上にハードです。皆さん、お疲れ様でした。
以上第一回の活動は、鎌倉〜城ヶ島の往復、延べ60キロの行程でした。「たかだか5、60キロくらいだろ」と舐めていた自分の甘さを痛感。もうちょっと普段から自転車に乗って、準備をしておくべきでした。ただ、走っている時は辛かったのが、その分美味しい食べ物にありつけたのと、久々に全力で遊んだ「やりきった感」で充実した1日になりました。
次回は一泊二日の輪行合宿の予定。またレポートさせていただきます!