007シリーズ

アンカーの丸山です。

唐突ですが、皆さんは映画が好きでしょうか?私は、暇さえあれば映画を観ます。そのおかげか、語彙力は中学生レベルでも、映画から得られたフレーズで、簡単な英会話ができています。映画鑑賞で特に役立つのが、発音とリスニングの学習です。近年、NetflixやAmazonプライムなど、便利なサブスクリプションの登場で、外出せずに多種多様な映像を楽しむことができ、同じコンテンツを繰り返し観ることで、英語学習を適えることも可能です。外国人と英語で会話をする際、「英国に住んでいたことがあるの?」と、たまに質問されることがありますが、それは私が特に英国文化や歴史的背景などに関心があり、英国を舞台としたコンテンツをよく観て観察し、その言い回しや発音を真似ているからでしょう。

そんな英国好きの私が、最も好きな映画に「007シリーズ」があります。とはいえ、2021年に最終回を迎えた、6代目ジェイムス・ボンドであるダニエル・クレイグ主演の007に限ります。なぜなら、50年に及ぶ歴代の007は、日本でいう「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」のような、古臭い時代劇のようにつまらない作品だと思っていたからです。しかし、英国紳士を現実にしたような立ち居振る舞いに加え、圧倒的なアクション・シーンなど、セクシーの代名詞であるD・クレイグのボンドを観た瞬間に、私はその虜となりました。D・クレイグの007シリーズ全5部作の興行収入は、4,550億円を突破し、彼が演じるボンドは映画史上、世界で最も有名な諜報員となりました。そんな全世界を魅了した、D・クレイグでも、配役が決まった当初、「ブロンドのボンドは、前代未聞」「身長が低すぎ」「歳をとりすぎ」など、英国では非難の的になっていた事実は、日本ではあまり知られていないのではないでしょうか?

ところが、「007/Casino Royale」の撮影中、ボンドが情報収集のためにビーチに現れる武器商人の美しい妻を誘惑するシーンにおいて、偶然を装って海水浴をしている彼のたくましい肉体美がパパラッチされたことで、ボンド役を演じる彼への非難が一気に称賛と応援へと変わり、同映画は話題となりました(なぜなら歴代のボンドは、ちょっとだらしない体つきだったからかもしれません)。

さすが、国民柄というべきか…。日本でこれを例えるなら、桜吹雪が刻まれた遠山の金さんの右腕が見事だから日本国民を魅了する…、なんてことは絶対あり得ないでしょう。英国人の友人にこの映画について尋ねたところ、007以外の有名なスパイ映画として、トム・クルーズのミッション:インポッシブルシリーズや、元CIA暗殺者、ジェイソン・ボーンを主役としたボーンシリーズもありますが、D・クレイグはそれに引けを取らない、スパイ・アクションにしようと努力したそうです。

さらに、007は、巧妙かつユーモアある台詞が織り込まれていることで有名ですが、このシリーズのパロディで人気の「オースティン・パワーズ」がヒットしたことで、本来のジェームス・ボンドの発展に悪影響を及ぼしたことは間違いありませんが、歴代のボンドから脱却して馬鹿げた風刺を排除し、世界に認められる作品になった事実は明らかです。

私は、このD・クレイグ演じる最もセクシーな諜報員をもう観られなくなってしまう現実と、最終作である「007/No Time to Die」の結末に、涙が流れるほど悲しくなります。まだ観ていない方や興味が無い方も、その最期の闘いの舞台が、日露で領土紛争中の島と知れば、親近感が湧き少しは興味が出てくるのではないでしょうか?

画像は、007が好きすぎて、数年前に勝手に描いた「『007/Skyfall』をイラストポスターにしてみたら?」です。ちなみに、このSkyfallは全5部作の中で、約1,280億円(No Time to Dieは約890億円)と、興行収入首位を記録し、私がシリーズの中で一番好きな作品です。Skyfallのエピローグには、ビルの屋上に佇みながら風になびくユニオンジャックを眺めるボンドの後ろ姿がありますが、何度観ても惚れ惚れしてしまいます。現在、Amazonプライムで、D・クレイグの007は、最終作を除いて全て配信されていますので、気になった方に是非お勧めします。何度も繰り返し視聴し、日本語字幕を英語字幕に替えるなど駆使することで、英語学習にもなりますので、これから英語を勉強しようと考えている方にもお勧めです。

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