平均寿命・健康寿命ランキング

 日本国内はいま、超高齢社会、生産年齢人口の減少という、いまだかつて世界中のどの国も経験していない未知の領域に突入しています。医療保険、介護保険、年金問題など、日本がどのように対処していくのかが世界的に注目されています。というのも、日本に続いて他の先進国も高齢化率が上昇してきており、長期的には日本の後を追うことになるからです。

平均寿命の推移

 現在、我が国の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳(2017年厚生労働省簡易生命表)です。およそ50年前の1970年はどうだったでしょうか?1970年の日本人男性の平均寿命は67.74歳、女性は72.92歳でした。50年で男女ともに13歳以上の伸張をしているということです。ちなみにこの頃は、まだ多くの企業で55歳定年制を敷いていました。

国別ランキング

 国別の平均寿命で見てみると、日本人男性は3位、女性は2位で、トップは香港であることが分かります。

県別平均寿命ランキング

 国内を見ると長野県が最高位であることが分かります。長野県は寿命延伸施策を県単位で推進しています。また、男性のトップである滋賀県は「高タンパクの食事」「高齢者によるIT技術への取り組み」「体力作りのためのジム通い」などの影響が大きいと言われています。2017年、滋賀県内の100歳以上は692名で過去最高を記録しています。

ちなみに滋賀県はスマートフォン普及率・光回線普及率が全国トップであり、シニアによるスマートフォンでのSNS使用率も高いという特徴があります。

県別健康寿命ランキング

一方、健康寿命はどうでしょうか?
健康寿命とは、医療・介護に依存しないで自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを言います。「医療費抑制」という観点からも、国は健康寿命延伸を推進しています。

 山梨や愛知の健康寿命の長さのはっきりとした理由は明確になっていないものの、やはりシニアの農作業就労率や食事、シニア同士の交流などの影響が大きいのではと言われています。

 ただ、いずれにせよ健康寿命はどの県も70歳を大きく越えており、体力もありITにも馴染みのある「元気なシニア」は増加していることは容易に分かります。

 「シニアは紙媒体の親和性が高い」と当たり前のように語られるのも、あと数年のことかもしれません。