シニアマーケットの今

団塊の世代とは

1947〜1949年頃に生まれ、2018年現在の年齢が69歳~71歳の方々のことを「団塊の世代」といい、その直後の1951年~1959年生まれの方々(現在年齢は59歳~67歳)が「ポスト団塊世代」と呼ばれています。

団塊世代、ポスト団塊世代の方々のライフスタイルを語る上では、彼らがどんな10~20代を送られてきたのかを振り返る必要があるでしょう。 

団塊の世代が20代の頃

1965年(昭和40年)にはミニスカートが流行、新宿駅の「サイケ族」の出現、平凡出版(現在のマガジンハウス)からは「an・an」や「non-no」が出版されたりと、新たなファッションや音楽・アートなど目まぐるしく生まれる先端のカルチャーに触れたのが団塊世代&ポスト団塊世代の方々です。

彼らは、経済の高度成長とともに消費文化をけん引する主役として突っ走ってきたのです。 

何事についても意欲旺盛で自分達の理想のライフスタイルを実現してきた彼らは、現在も消費については積極的です。

旅行、エクササイズ、スポーツ、食、芸術・音楽に興味関心を持ち、買い物も全年齢層のなかで高めに推移しています。

シニアのスマホ利用について

MMD研究所が2017年におこなったシニアのスマートフォン利用に関する調査では、60代の方々が利用している携帯電話はスマートフォンが最も多くなっています。70代でも33.3%はスマートフォンを使用しており、所謂シニア向けラクラクフォンは敬遠される傾向が強まってきています。今後はスマートフォンでの買い物もどんどん上昇していくものと予想されます。 

平均寿命の極端な推移

団塊の世代の方々が生まれた時代の平均寿命はどうだったでしょうか。1947年当時、男性の平均寿命は50.06歳、女性は53.96歳でした。現在は、男性が80.98歳、女性が87.14歳と、この70年間で平均寿命はそれぞれ30年以上延びています。 

現在、65歳~74歳の年齢層の方は「前期高齢者」、75歳以上の方は「後期高齢者」と呼ばれています。しかし、企業を定年退職し雇用延長で65歳まで働いて引退された方々はまだまだ若々しく、我々が軽々しく「高齢者」や「シニア」と呼ぶことも憚られるのが実際です。 

事実、団塊世代・ポスト団塊世代の方々が言われて嬉しいのは「センスがいい」「若々しい」「姿勢が前向き」といった言葉であり、従来言われてきた「成熟」「年輪」などのキーワードよりもはるかにポイントが高いと言われています。 

これからのシニアのライフスタイルの行方は?

少子高齢化により国内の労働人口が減少し続け、一方で人生100年時代とも言われるまで超高齢社会となったいま、団塊世代・ポスト団塊世代の今後のライフスタイルはどうなっていくのでしょうか。

精神的にも肉体的にもまだまだ若い彼らが、最後のライフスタイルをどうデザインするのかに注目していきたいと考えます。