シニアビジネスの今後をどう読むか

残りの人生はかなり「長い」

人生100年時代と言われるようになり、所謂「老後の人生」について、思っていたよりもずっと長いという実感を持つシニアが多くなってきています。

アクサ生命保険が20代から60代の男女1,000名を対象に、人生100年時代に関するアンケート調査を実施したところ、人生100年時代の老後の生活のとらえ方では、「楽観的」が38.9%で「悲観的」が61.1%となり、老後の生活という観点では悲観的になる人が増える傾向にあったようです。

20代の人がもっとも楽観的で、次は60代以上の方、それ以降は徐々に悲観的な方が多くなっていきます。

20代の方はさておき、上の年齢の方のほうが楽観的な人が多いというのは理解できるのではないでしょうか。特に30~40代の方は所得額も低く、老後というより人生全般について不安を抱える方が多いのではないかと見受けられます。

最強の消費世代「Hanako世代」

シニアの方は「団塊世代」「ポスト団塊世代」に続き「Hanako世代」と言われる「最強の消費世代」が控えています。雑誌「Hanako」が創刊された時代に消費を謳歌されてきた世代の方々で、文字通り消費を牽引されてきた方々です。

書籍「Hanako世代を狙え!」

Hanako世代とは「自分が輝いている」ことを優先し、自分磨きにお金をかけてきた方々を象徴した言い方です。彼らは単に消費をするだけではなく、ライフイベントを自ら作り出し、輝ける場を創造する強さを併せ持っています。所謂「生涯現役」という言葉を無理なく体現する人たちとも言えます。

シニアビジネスの牽引役は当然ながらその時々に応じて変化していきます。これからのシニアビジネスは、シニアの方々のこれまでの時代背景を把握・理解して展開していく必要があるでしょう。