お久しぶりです、佐藤里佳です。
WBCの優勝、世間ではその話題であふれかえっていますね。
かく言う私もニュースやSNSでその瞬間を切り取った報道がされるたびに、どこかワクワクするようなそんな気持ちになります。
お恥ずかしながら軟式や硬式の違い、はたまた正式な公式ルール知らない身でありますが、優勝が決まった瞬間、選手同士が胴上げをしている瞬間のどれもが心湧きたつ感覚は一緒だなと感じております。
世界に白と赤の日の丸が轟き、ユニフォームの紺色が輝いて見えました。今回はそんな色にフォーカスした色相心理についてお話したいと思います。
野球ではそもそも「ホームユニホーム」「ビジターユニホーム」が存在するそうです。
共通で使われていた色はなんだったと思いますか?意識的に見ていないと中々思い浮かばないですよね。
正解は“紺色”です。
紺色は鎌倉時代からサムライが纏っていた勝利を象徴する色で“褐色/勝色(かちいろ)と呼ばれ、アクセントで取り入れられていた紅色は勝利への情熱、仲間との絆、日本そのものを意味するそうです。勝ちにこだわった色選びは勝利に導いてくれたのかもしれませんね。
しかしながら色相心理は全国共通ではありません。例えばみなさんならば青色はどんなイメージを持っていますか?
誠実・清楚・爽やか・実直どれかに当てはまる方が多いのではないのでしょうか。これは日本人の印象によるものです、これがフランスの場合は自由や平和になり、中国では永続性を連想させるもので変わるのです。近年では異なる色に対しての捉え方は何を見て育ったかどうかなどの社会歴背景に関係されていると考えられています。
アニメカルチャーに囲まれた私たちの世界は無自覚のうちに色であふれているのでしょうか。色をただの色として認識するのではなく、自分の気づかないところで様々な影響を受けている可能性があると思って見てみると、もっとこの面白さに近づけるのかなと感じています。

休日にはよく大きい書店に立ち寄るのですが最近では色について事細かに書かれた本が増えていて嬉しい気持ちになります。専門書エリアは特にこだわられた表紙のデザインが特徴的で、手に取るだけで心が躍るのですが、実際にタイトルを見てどんな本なんだろう?と考えてから本を開く瞬間、たまらなく好きです。